MIDIに衝撃。投資はまだ要らない(してしまうかも知れんが)

ようやく、MIDIに対してシャッポを脱ぐ日が僕にもやってきたわけで。


長いこと、MIDIでの音楽なぞ、旧世紀のゲーム機程度のチープな電子音(まあ、これにはこれ独特のノスタルジーというものがありますが)によるもので。
第一、機械の演奏などでは、本来あるべき音楽的興奮は得られるはずもない。
そんな通りいっぺんの印象しかなかったわけですが。


クラシック音楽界の青空文庫」という素晴らしい理念のサイトをたちあげておられるユングさんのご案内がある。


「少しでもMIDIをよい音で聞くために」
http://www.yung.jp/saisei/sound.htm


とりあえず、外部音源の導入に先立って、無料の内部音源を試す。


が、やはりシンセサイザーはクラシックにはそぐわないことをあらためて感じる。定評があるらしいソフトウェア・シンセの体験版を聴いてみても、やはりピンと来ない。


そんな折、たどりついたYAMAHAのサイト。
MidRadio Playerというフリーのプレイヤー。以前すでに入れていたが、単なるMIDIプレイヤーとしても使用できることを知る。


CLLASSICAL MUSIC ARCHIVES
http://www.classicalarchives.com/comps/
より、以前落としていたラフマニノフのピアノ協奏曲第2番(フィギュアスケートのBGMになってたり、のだめカンタービレに出てきたり、で、いっそう知名度がはね上がりましたね)の2台ピアノ版(以前はてなでもWANTEDされていたが、2台ピアノ版はCDが出ていないようなのだ)を聴いてみる。


衝撃。


冒頭のクレッシェンドが、続く2台のピアノのせめぎあいが、CDさながらの響きをもって聴こえてくる。


知って聴けば、機械の演奏であることは、まあ、わかってしまう。アルペジオやトリルに人間味を持たせるのは、このあたりが限度なのかも知れない。けれども、ピアノは、十二分に歌っている。


いや、聞いていた通り、MIDIは音源ひとつでここまで変わるんですね。ここまで立派に音楽になるのですね。外部音源はまだ試していませんが、とりあえずわかりました。


というわけで、MIDIの打ち込みを始めてしまいました。まだまだわからんことだらけです。