ダイソーのピアノ名曲集シリーズ

 かなり久しぶりに足を運んだダイソーのCDコーナー。HistoryやMazur Mediaの音源紹介(コピーともいう)に始まり、いろいろとやってくれたダイソーだが、今度はジャケットに「最新録音版」の文字が。
 そう。ありそうでなかった、メジャーデビュー一歩(かは知らないけど)手前の演奏家という企画。
 たとえ印税がっぽりは期待できなくても(まあ、クラシックでは、たかが知れているが)、彼ら彼女らにとっては望外の話だったのではないか。それもダイソーブランドであれば、それなりの売上をすら見込める(逆にダイソーレベルのブランドなしには、たとえ100円でも採算は取れないかも知れない)。素晴らしい。
 今回のピアノ名曲集にて白羽の矢が立った演奏家は4人(だろうか? シリーズ紹介を見るかぎりでは)。これも相当に狭き門だったことは想像に難くない。
 とりあえず「大澤るり子」さん演奏の「楽興の時」を購入。収録されている曲のベストチョイスにまでは、クラシックファンの立場からすればちょっと苦しいが、いい仕事はしているのではないでしょうか。
 けれど、曲を弾きこなし、聴く者に曲を伝える以上の余裕がまだ足りない。