古川日出男「ボディ・アンド・ソウル」読了

むろん反則でありましょうが、とてもとても楽しめました。
しかし、この手はいくらなんでもこれ一度きりにしてほしいものですが。
いや、僕は高橋源一郎は大好きですけど。
高橋源一郎にあってこの人にはないもの。うーん何だろう。やっぱり、ひとつひとつのオタク要素の掘り下げ方、かな。
ラストにはやられましたが、実話だったらどうしよう。
ちらりと自分の頭をかすめたそんな恐れを笑い飛ばせるくらい、ちゃんとファンタジーしている一本、と思います。
で、Webの書評を巡りたくなる一本でもあり……。
「本のことども」by聖月様
「図書館で本を借りよう!」様
こういったところを読ませていただいて、僕も言い忘れていたことに気がついた。
確かにこれは、紛れもなく、優れた音楽です。

ボディ・アンド・ソウル

ボディ・アンド・ソウル